一人親方労災保険加入は任意です
今、国土交通省は、建設業の社会保険等未加入対策を実施しています。
それは、建設業の社会保険や労働保険に未加入の企業が多いためです。
これを放置すると、技能労働者の処遇の低さが若い方の入職者減少の一因となり、技能の承継が困難になること。
また、適正に法定福利費を負担する企業ほど受注競争上不利にり、不公平な競争環境になる為です。
そこで、入札にあたり、社会保険等に加入していることを要件としたり、審査等を行うことを実施しています。
なお、一人親方については、社会保険等の中に含まれている労災保険の加入義務はありません。あくまでも任意です。
ただ、今、国土交通省を軸にして建設業全体で社会保険等の加入を促進している立場、そして、仕事中に一人親方の方がケガ等した場合、現場等に影響を及ぼしますし、そもそも、一人親方の方のことを思うと、行政や元請けの方々も一人親方労災保険の加入を勧めてくると思います。
一人親方かどうかは、仕事の内容で判断されます。
例えば、元請等の会社から具体的な仕事の内容の指示があるかどうかとか、仕事をする時間を拘束されていたかどうかとかです。
また、請負契約をしたからと言って、一人親方にならずに、労働者に該当することもありますので、この点、注意が必要です。
そこで、ご自身が、一人親方に該当するかどうかを確認し、一人親方に該当する場合、一人親方が加入することができる一人親方労災保険に加入するようにして下さい。
一人親方労災保険は、あなたやあなたの周りの方を安心させてくれると保険だと思いますので、加入を検討してはいかがですか？