一人親方とは?
初めにこの名称を聞いた時には「一人親方って何だろう?」といった印象でした。労災保険はなんとなく知っていたけど、一人親方という言葉に関しては全くの無知だったのです。ですから仕事の関係者から、「加入しといたほうがいいよ」と助言されてもピンときませんでした。
それで、とりあえず加入する前にひと通り調べることにしたのです。一人親方とは建設業などで労働者を雇うことなく事業主自らが仕事を行なうこと、労災保険とは事業主が加入することはできない労働者のためのものであることを初めて知りました。これを知った時、なるほどと思いました。事業主は通常の労災保険には加入できないから、その救済措置として一人親方労災保険があることを理解したのです。
よくよく考えてみると、労災保険の正式名称は労働者災害補償保険です。労働者が災害の被害に遭った時、収入を補う為の保険です。これでは、労働者を雇う側である事業主が対象になるわけがないのです。一人親方労災保険の名を知って調べて、サラリーマン時代には見えなかったことがいろいろ見えるようになったような気がします。
電気工事を生業としている個人事業主の私にとって、一人親方労災保険がいかに大切な制度なのか改めて自覚することになりました。そして、直ぐに加入の手続きをすませました。加入して5年、運よくこの保険のお世話になるような災害事故の被害には遭っていませんが、これからもいざって時の為に加入し続けたいと思います。